#95 運動後に体重が減ったのは水分が落ちただけ。脂肪は瞬間的には落ちない。


引き締め専門パーソナルトレーナーの荒井です。
『ボディメイクを通じて人々の自尊心を高め、日本を元気にする!』をモットーに活動しています。


気温が上がり、汗をかきやすい時期になってきました。
そんな時期に気を付けたいのが、運動後に体重を量った際に、体重が落ちたことで一喜一憂することです。


なぜなら、運動後に体重が落ちていたとしてもそれは脂肪の減少ではなく、ほとんど水分の減少によるものだからです。


体脂肪というのは、瞬間的に燃えたりするものではありません。


また、汗をかいたからといってカロリーが多く消費されていたり、脂肪がより燃焼されているわけでもありません。

体脂肪1kgは7,200kcalあるので、そもそも瞬間的に落ちたりはしない


これを理解するには、体脂肪1kgは何キロカロリーあるのかを理解すると良いでしょう。


体脂肪1kgは7,200kcalあります。

あなたが1日に摂ったカロリーよりも消費カロリーの方が上回る、
それが日々積み重なって7,200マイナスの状態ができた時に体脂肪1kgは減少していきます。



では運動によって体脂肪1kgを落とすにはどのくらいの運動が必要なのでしょうか?

実はフルマラソンを完走したとしても、体脂肪1キロは減少しません。


ランニングの大まかなカロリー計算としては、体重×移動距離が消費カロリーとなります。
つまり体重50kgの人がフルマラソンを走れば、

50kg×42km=2,100キロカロリー


体脂肪1kgは7,200あるので半分にも届きません。


でも実際にフルマラソンを走った後は体重が減ってはいます。
しかし先ほども書いたように、これは体脂肪の減少ではなく水分の減少によるものです。


なので体脂肪1kg落とすというのはかなり大変な作業ですし、ちょっと運動しただけで瞬間的に落ちるものではありません。

運動は、日々の地道な積み重ねが大事だということですね。

1回でこんなに体が変わりました!という宣伝はただ水分が落ちてそう見えているだけ



それを理解すると、1回のトレーニングや1回の施術で体がこんなに引き締まりました!
と謳っている広告が如何に課題広告であるかが分かります。

それらは体脂肪が減少しているのではなく、ただ水分が抜けたことで体が引き締まっているように見えているだけなのです。

そういったものに騙されないようにしましょう。

運動後に体重が落ちていたら水分が抜けているのでしっかり水分補給をしましょう。

そして運動後に体重が落ちてるということは、水分が抜けている状態です。

いわば軽い脱水症状ということ。

なので汗をかきやすい夏場などは、運動前の体重に戻るぐらいにしっかり水分補給をしましょう。


というのもジムで起こる事故のほとんどは、トレーニング中に起こるものではないからです。


ジムで起こる事故の多くは、お風呂場でのぼせたりすることによる転倒や体調不良などです。


なので運動後に体重が落ちたと一喜一憂して、そのままシャワーやお風呂に入っていくのは危険です。

水分が抜けている状態なので、そのまま浴槽に行くとのぼせてしまったり、体調が悪くなってしまう恐れがあります。


なのでしっかり水分補給をして、少しでも落ちた体重を元に戻すようにしましょう。



このように1回の運動で体重が減ったというのは、ほとんどが水分によるものです。
体重が落ちたからといって、一喜一憂しないようにしましょう。

体脂肪は簡単には落ちるものではありません。
このことを念頭において、日々の努力を怠らず、引き締まった体を是非獲得してみてください !


編集後記


公開が延期されていた『ゴジラVSコング』の公開が7月2日に決定しました!
とても楽しみです!
でもとっくに公開している海外の影響でだいぶネタバレをしてしまいましたが・・・。

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