#31 有酸素運動をしなくても身体は引き締められる。
パーソナルトレーナーの荒井です。
ダイエットやボディメイク目的なのであれば有酸素運動をやらなくても目標を達成することは可能です。
理由は二つあります。
一つ目は有酸素運動したからといって必ずしも脂肪が燃焼するわけではないということ。
二つ目の理由としては有酸素運動で消費できるカロリーの量はごくわずかだからということ。
まずは一つ目の理由について説明します。
有酸素運動するとどんどん脂肪が燃えていくイメージがあるかと思いますが脂肪というのは1日のカロリー収支(食べた分と消費した分)がマイナスに傾かないことには減ってくれません。
いくら有酸素運動したところでその日1日の摂取カロリーが上回ってしまうようでは脂肪は減りません。
2つ目の理由に関しては有酸素運動だけで脂肪を除去しようとするとかなりの努力量が必要ということです。
脂肪1キロは7200キロカロリーあります。それを除去するにはカロリーの収支をマイナス7200に持っていかないと減量はできないのです。
脂肪1キロをランニングだけで消費しようとしたら成人女性ではフルマラソン3回程度の運動量が必要になってきます。
ランニングの消費カロリーの計算は体重×移動距離
なので体重50キロの人がフルマラソンを1回走っても2100キロカロリー程度にしかならないのです。
世間一般のフィットネスの認識からすると有酸素運動の効果というものを過大評価し過ぎてる傾向があります。
また有酸素運動することによって筋トレの効果、筋肉が発達するという効果を阻害してしまう可能性もあるのです。
トレーニングに費やす時間がいくらでもあると言うなら有酸素運動をやって体を引き締める事には反対しません。
ですがあなたが運動に費やせる時間には限りがあるはずです。
なのであれば筋トレと食事だけで十分体を引き締めることは可能です。
まずは筋トレで基礎代謝を増やし、カロリーが消費しやすい身体の状態に持って行きましょう。
そこから食事を気をつけることで摂取カロリー量を下げていけばカロリーの収支はマイナスに傾きます。
そうすることでダイエット・ボディメイクの目的達成に近づいていきます。
実際に私のパーソナルトレーニングではランニングなどの有酸素運動は実施しません。
ひたすら筋トレだけをやっていきます。
ボディメイクやダイエット目的ならば有酸素運動に力を入れなくても大丈夫です。
その分筋トレや食事に力を入れた方がはるかに効率的です。
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