#80 腹筋をたくさんやればお腹が引き締まるわけではない。



引き締め専門パーソナルトレーナーの荒井です。
『ボディメイクを通じて人々の自尊心を高め、日本を元気にする!』をモットーに活動しています。


日頃フィットネスクラブで指導をしていると、腹筋を使うマシンがとても人気であると実感します。
きっと皆様お腹をへこませたい、ウエストサイズをダウンしたいという思いでガシガシと腹筋運動に取り組んでいるのでしょう。


しかし、残念ながら腹筋運動をたくさんしたからといって、お腹が引き締まるわけではありません。
腹筋運動しても腹部の脂肪は減少しないということは、アメリカのスポーツ科学ジャーナルのデータにも存在します。


参考:「The Effect of Abdominal Exercise on Abdominal Fat」(Journal of Strength and Conditioning)


実験結果をまとめると、18歳から40歳までの男女を腹筋運動をするグループと、何もしないグループとに分けて6週間経過を見たところ、お腹周りの脂肪に優位な差はなかったという結果です。

このように、腹筋をガシガシやったからといってお腹が引き締まるわけではないのに、多くの人が勘違いして非効率的なことをしてしまっています。
またフィットネス業界側も、腹筋をひたすらすればお腹が引き締まるような宣伝をしてしまっているのも問題です。


牛乳を飲んだら背が伸びるとか、お酢を飲んだら体が柔らかくなるとかそういった迷信やイメージと同じ世界です。
そもそも、お腹に限らず特定の部位を筋トレしたところでその部位が引き締まるわけではありません。


脚も同様にトレーニングをたくさんしたから脚が引き締まるわけではないということ。
人間は筋トレした部位の筋肉を鍛えることはできますが、だからといって脂肪が削ぎ落とされるわけではないのです。
部分痩せはできません。



お腹を引き締めるには、食事改善と全身バランス良く筋トレをすること


ではどのようにしてお腹の脂肪を落とすかと言うと、摂取カロリーよりも消費カロリーが上になるという現象を作る必要があります。


おおよそ脂肪1キロを減少させるとウエストサイズが1センチ減るという計算です。
脂肪1キロは7,200kcal あるので摂取カロリーよりも消費カロリーが上回る、という現象を日々作り、合計で7,200キロカロリーできるとウエストサイズが1センチ減っていく計算になります。


そのためには腹筋運動をガシガシやるよりも、胸・背中・脚などの大きい筋肉もしっかり鍛えていくことが重要です。
そうすることで基礎代謝が上がり、日常的に消費するカロリーの量が上がっていきます。
なので私のパーソナルでは基本的に全身のパーツをトレーニングしていきます。


どこか1つの部位だけガシガシ鍛えるのはNGです。
そのようなトレーニングをし続けると筋肉のアンバランスが生じ、姿勢が崩れ怪我の原因になります。




また消費するカロリーが上がっても、摂取カロリーが多ければお腹の脂肪は減ってくれません。
なので摂取カロリーが多い場合は、食事の改善をして摂取カロリーを低く保っていく必要があります。


多くの人が腹筋運動をたくさんやれば引き締まると勘違いしていますが、残念ながらこれは非効率。
お腹を引き締めたいならまずは食事改善に取り組み、全身バランスよく鍛えていきましょう。
そうすることで最短ルートでお腹を引き締めることができます。



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