#245 『AとBどっちの方が効果がありますか?』という質問はマズイ

引き締め専門トレーナーの荒井 智史です。
『ボディメイクで人々の自尊心を高め、日本を元気に!』をモットーに活動。
JRA日本中央競馬会 関東で唯一の騎手実践課程ストレングス&コンディショニングコーチや著者としても活動しています。
度々お客様から、『AとB、どっちの方が効果がありますか?』という質問をいただきます。
例えば、『AのエクササイズとBのエクササイズ、どっちの方が効果があるか?』や『AとB、どっちの食品の方が太らないか?』などなど。
ですが、この思考は非常に危険です。
なぜならこの時点で二元論に陥っているからです。
正解があるとは限らない、あっても正解が1つだけとは限らない
二元論とは、
『AとBどちらかに正解がある』
『どちらかが◯で、どちらかは×である』などの考え方です。
我々は学校教育の弊害で、物事には必ず正解がある!とある種洗脳されてしまっています。
物事には必ずしも正解があるとは限りませんし、正解は1つだけとも限りません。
例えば世の中に味噌ラーメンを提供するお店はたくさんありますが、どれか1つ正解の味噌ラーメンは存在するでしょうか?
『そんなの人の好みによる』としか言えませんよね。
また、サッカーのフォーメーションは数多くありますが、どれが正解のフォーメーションか?なんてありませんよね。
そんなのはその時の状況によるわけですから。
1つの要因だけでカラダは変化するわけでは無い
話を運動に戻せば、例えば『ピラティスとヨガ、どっちが効果ありますか?』なんて分からないわけです。
仮にピラティスの方が優秀だ!と判明してるならヨガはとっくに消滅しています。
結局はその人が続けられる物が1番効果があるのですから。
食事でいうなら『AとBどっちの食事の方が良いですか?』も同様です。
例え栄養バランス的にAの方が優れていても、その分たくさん食べてカロリーがプラスに転じれば太ってしまいます。
そして運動や食事の効果は、それだけにあらず日頃の生活習慣や個体差、遺伝など複数の要素が絡んでいます。
運動だけor食事だけを取り上げて、どっちが良いか?なんて分からないのです。
もし、それでもAとBどっちが良いか?と気になるなら、実際に両方やってみて確かめましょう。
トライ&エラーを繰り返すことが成功には不可欠です。
編集後記
ザ・ロイヤルファミリーが終わってしまうのが寂しい・・・
馬主、調教師、騎手、厩務員、牧場と馬に関わる全ての人に焦点を当てられた素晴らしい作品でした。
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