#204 ダイエット目的のベジタブルファーストは意味が無い。


運動が苦手な人の為の引き締め専門トレーナー、荒井 智史です。
『ボディメイクで人々の自尊心を高め、日本を元気に!』をモットーに活動。
JRA日本中央競馬会 関東で唯一の騎手実践課程ストレングス&コンディショニングコーチやamazonランキング1位の電子書籍作家として本の執筆もしています。

日頃パーソナルトレーニングの指導をしていて、
『ベジタブルファーストをしています!』
とおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。
しかしキツいことをお伝えすると、ダイエット目的でそれをしているとしたら見当違いの努力です。
今回の記事では、ベジタブルファーストついて詳しく解説をしていきます。


ベジタブルファーストとは、食事の際にまず野菜を食べることを指します。
この方法は、主に血糖値の急上昇を防ぐことを目的としています。
野菜に含まれる食物繊維が糖質の吸収を遅らせるため、食後の血糖値の上昇が緩やかになります。

これにより、食後の急激な血糖値の変動を抑え、食後の眠気を防ぐ効果があります。
また、糖尿病の予防にも効果が期待される方法です。
しかし、だからと言ってダイエット効果が期待できるわけではありません。


ベジタブルファーストは健康管理において有益な側面が多いものの、ダイエット効果については過大評価されていることがあります。
なぜなら、摂取カロリーが同じであれば、食事の順番を変えただけでは体重は減らないからです。

脂肪を減少させるには、1日の摂取カロリーよりも1日の消費カロリーが上回る必要があります。
それを無視して、ただ単に野菜を先に食べたからといってダイエットできるほどボディメイクは甘くありません。
ダイエットをするには、食事全体のバランスや摂取カロリーの管理が不可欠です。


ただし、ベジタブルファーストもやり方によってはダイエット効果が期待できます。
結論から言うと、野菜を食べてから30分以上間隔を空けて、トータルの食事量を落とす方法です。

野菜を先に摂取してから30分程度時間を置くことで、胃の中で野菜が膨張されます。
その結果、その後の食事量が減る可能性が高まると同時にトータルの摂取カロリーも少なくなり、ダイエット効果が期待できます。

重要なのは、ただ野菜を摂ってから30分経過しただけでは意味がなく、あくまでその後の食事量をコントロールできなければ無意味です。
単純に食べ方の順番を変えただけでは、意味が無いのです。


実際には、野菜を摂ってから30分時間を置くのは現実的では無いので、私はダイエット目的のベジタブルファーストはお勧めしません。


以上のように、ダイエット目的のベジタブルファーストに過剰な期待を持つのは止めましょう。
運動と食事と睡眠の総合的なアプローチが、ダイエット成功の鍵となります。

編集後記


高校英語を勉強し直していますが、勉強は楽しい。
学生時代の懐かしい気持ちを思い出させてくれます。

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